東洋医学

広義には、東洋諸地域でおこり、発展した医学を総称するが、現在、日本で常識化している東洋医学の概念は、古代中国でおこり、発展し、日本に伝えられ、日本の風土のなかで発展した医学(漢方医学)の総称である。古代中国の黄河の流域でおこり、発展したのが鍼灸(しんきゅう)、手技(とくに「あんま」)療法であり、揚子江(ようすこう)流域およびそれ以南の地域でおこり、発展したのが漢方薬療法であるといわれる。こうしたことから、東洋医学は、薬物療法である漢薬と、物理療法である鍼灸、手技療法を総合した体系ということができる。なお日本で「漢方」とよばれるのは、明治の初めに西洋から入った「洋方」に対しての用語であるとともに、漢の時代に、北の鍼灸と南の漢薬治療の理論が総合され、体系化されたためとされる。

西洋医学と東洋医学

西洋医学と東洋医学の大きな違いは
西洋医学は「○○病だから○○(薬名)」。

東洋医学は「○○体質だから○○(漢方名)」。

です。

例えば、「風邪をひいたから葛根湯」で説明しますと、葛根湯は「かぜのひき始めに。」「ぞくぞくっとしたら」などとうたわれています。

葛根湯は身体を温めて発汗させる事で病邪を追い出します。もし葛根湯を虚弱体質の方や風邪をひいて数日経ち進行してしまった人に使い続けると弱っている人に汗をかかせるという余計な体力を使い、風邪をこじらせかねません。

また、同じ葛根湯でも風邪以外に肩こりや蓄膿症、頭痛、ニキビ、下痢、中耳炎等にも汎用されます。もちろん、その方の体質や食生活等から判断します。

養生法

夜は眠くなったら眠り朝は早く起きて庭などをゆっくりと歩く
春は暑くなっていく季節です。春は肝とは三焦の上焦へと働きが向き、体表へと水分が移動します。
人体は春に応じて毛穴は開きやすく、産熱は控える様にしていきます。しかし毎日少しずつ夏に向けて暖かくなっていくという春はありません。突然暑い日になったかと思うと、急に冬の戻ったようになります。変化が激しい毎日に皮膚は毛穴の開閉に忙しく応じ、それに伴って筋肉の産熱量も常に変化させます。特に産熱は控える方向に向かっていて、急な寒さによる産熱は大変疲れるので‘夜は眠くなったら眠り’が適切となります。そしてまず朝一番はその日の気候に身体を慣らすために‘朝は早く起きて庭などをゆっくりと歩く’となります。
冬の不自由さをゆったりと解放する様に勤め、増えていく外仕事を緩やかに行う。調和の精神で暖かくなる自然を社会と共に向き合う
暖かくなる事で人々は活動的になり、伴って外部情報が増えます。忙しさや慌ただしさで筋肉は余分な熱を産みのぼせやすくなります。そのため「ゆったり」や「緩やか」さを大切にします。気候が不安定な時期ですので、身体ものぼせたりその後に冷えたりと安定していなければ、体調を悪くしていく事になります。

 

夜は眠くなったら眠り朝は早くに起きて昼間の長さを充実する様に活用する
夏は暑さが中心の季節です。夏は心とは三焦の働きが上焦で、水分が体表にあります。
毛穴は開き産熱は抑えられ、人体は冷えやすい状態で暑さに対応します。少しでも活動が過ぎれば産熱量は余りのぼせます。できるだけ疲れを残さないためと、冷えやすい身体を夜の涼しさに晒さないために‘夜は眠くなったら眠り’となります。逆に夏は朝から暑いですから、なるべく早いうちからその暑さに身を置くことで夏に準じた状態が維持できます。それが‘朝は早くに起きて昼間の長さを充実する様に活用する’です。
長い昼を、気持ちを奮い立たせることなく、本来持つ伸びやかさを外に解放する様に過ごす
興奮状態にあれば余分な産熱をし、のぼせ←→冷えの、悪循環が始まります。暑い昼が長いですから一度悪循環に陥りますと、より悪化へと進む可能性が出てきます。ゆったり伸び伸びとした気分で過ごす事を心がけ、身体の活動だけではなく感情の起伏も平坦に保つ事で、夏を順当に過ごせます。

 

鶏と過ごす様に、夜は早く寝て朝は早く起きる
秋は寒くなっていく季節です。秋は肺とは三焦の下焦へと働きが向き、体の奥へと水分が移動します。
急に寒くなる事で毛穴は活発に開閉を繰り返し、産熱も増えていきます。夕方の日の落ちるのがはやくなり、伴って夜は思う以上に寒くなります。春と同じに毎日の気候に差があり、やはりその日の気候に慣れるために朝ははやく起きますが、寒さの早まる夜に身を晒さないために、早寝を心がけます。逆に昼間はきちんと活動します。
収穫や冬への準備をあくせくせずに、穏やかに行う
秋は厳しい冬を迎えるための季節です。気候が涼しく過ごしやすくなるので、あくせくと冬支度をしてしまいがちです。特に冬支度に限定しなくても、春から夏へと活動的に過ごした事で、寒くなっていく事を忘れて活動を続けてしまいがちです。
寒くなる事で産熱量が増え、それだけでも生理的活動が増えて体力を浪費します。そこに夏からの活動量が加わる事で、冬に向けた体力の温存が失われる事にもなりがちです。それを防ぐために‘あくせくせずに、穏やかに行う’とあります。

 

夜は早く寝て朝は必ず日の光を待って遅く起きる
冬は寒さが中心の季節です。冬は腎とは三焦の働きが下焦で、水分が体の奥にあります。
下焦で水分は身体の奥底へとしまわれ、冷えにくい体となってはいてもとにかく寒さに身体を晒さないとうのが、冬の基本です。極寒の夜には活動せず、寒い朝も無理には起きない様にします。人体が寒さに慣れると言う事はありません。寒さに対しての敵応力は上がりますが、少しでも身体が衰えれば、寒さは体に浸食し体調を狂わせてしまいます。ですので寒さに身を晒して強くなると言うのは、一時的な対応に過ぎません。人体がどんなに頑張ってぴったり毛穴を閉じても、カロリーを燃やして産熱を増やしても、10度以下の外気の中で体温を37度に保つのは物理的に不可能です。そのため衣服や暖房があるわけですが、それよりも基本は寒さを避ける事となります。
意欲を抑え行動には出さず、寒さを避け常に体を温める。体力を浪費して汗をかかない様にする
寒い季節では、毛穴を閉じて産熱するだけでもかなりの活動量となります。さらに意欲を昂ぶらせ活動的になればより疲れますし、そこに汗をかけば体温は奪われ、より体は冷やされてしまいます。寒い季節での、冷え←→のぼせの悪循環は、致命的です。のぼせの時にかいた汗で冷やされ、さらに冷えが助長します。ですので‘寒さを避け常に体を温める’事が大切となるのです。

 

「養生法」とは、常に次の季節を見越した暮らし方と言えます。

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